英語学習、なかなか捗らないな…
今回は、モチベーションについて話をしよう!
やる気がなくなること、ふとありますよね。
英語学習はかならず飽きがくるもの。
大事なのは、飽きがきたり学習がイヤになってしまった時に、うまく英語と付き合っていくことです。
そこで今回は、モチベーションの種類やしっかりとモチベーションを維持するコツをお伝えします。
モチベーションにはふたつある
よく『モチベーションがあがらない』と言います。
実はモチベーションには以下の2種類があります。
モチベーションには2種類ある
- 外発的モチベーション
- 内発的モチベーション
モチベーションを維持するためには、まずモチベーションそのものについてしっかりと理解をしましょう。
外発的モチベーションとは
外発的モチベーションとは、外部からの刺激や報酬によって行動する動機づけのこと。
つまり、何かをする理由が、他人からの期待や評価、報酬、罰則など、自分の内面的な欲求や価値観ではなく、外部からの要因によって決まる状態を指します。
例えば、報酬や評価が高いから仕事をする、賞金がもらえるからスポーツに取り組む、他人からの称賛を得るために勉強する、などが外発的モチベーションの例です。
周りの環境によって左右されるモチベーションとも言えます。
外発的モチベーションは、一時的な効果がある一方で、長期的な継続や自己実現には向かないとされています。内発的モチベーションと比較すると、自己決定や自己統制の度合いが低く、ストレスや不満、やる気低下などのリスクが高いとされています。
給料上がった。評価されてる!もっとがんばるぞ!
これは典型的な外発的モチベーションです。
内発的モチベーションとは
内発的モチベーションとは、自らの内部から生まれる欲求や関心、興味などに基づいて行動する動機づけのこと。
つまり、自分がしたいと思うことや、自己実現や成長を目指すことによって、自発的に行動する状態を指します。
例えば、趣味で何かを学ぶ、自分のスキルを向上させるために勉強する、自分の成長のために挑戦する、などが内発的モチベーションの例です。
モチベーションの起点は『誰かのため何かのため』ではありません。
内発的モチベーションは、長期的な継続や自己実現に向いているとされています。
自己決定や自己統制の度合いが高く、ストレスや不満、やる気低下などのリスクが低く、自分自身の目標達成に向けてより強力な動機づけを提供することができます。
やってて楽しい!興味がある!
このような、自分自身に軸足をおいたモチベーションであり、自分でコントロール可能なモチベーションと言えます。
モチベーションを高めるには自分に軸をおく
モチベーションを高め、維持するには外発的モチベーションと内発的モチベーションどちらを重視すれば良いでしょうか。
そう、内発的モチベーションです。
なぜかというと、外発的モチベーションは自分でコントロールすることがなかなか難しいから。
- 外発的モチベーション
:コントロールできない - 内発的モチベーション
:コントロールできる
コントロールできない外発的モチベーション、いわゆる『誰かのため何かのため』に英語を学習するなんて考えていても、長続きしません。
たとえば家族のために英語を学習していても、パートナーから『もっと家のことして!』と言われたら『いやいや自分は家族のためにやっているのにそんなこと言わなくても』となり、結果として『英語やる気なくなったな』となりかねません。
家族ではなくても一緒でしょう。
他人や何かに期待をして『その人のためそれのため!』なんてモチベーションは、その対象に裏切られたときの代償があまりにもでかすぎます。
モチベーションの高め方は、以下の3つのプロセスでおこないましょう。
モチベーションの高めかた
- モチベーションがあがるきっかけを認識する
- 1日、1週間単位で目標をきめる
- まずは1週間やってみて、改善する
順番に詳しくみていきましょう。
①モチベーションがあがるきっかけを認識する
いちばん最初にやるべきなのは、『どんなときにモチベーションが上がったっけ?』というのをまずは考えること。
英語ではなくても良くて、仕事や学業など、想像しやすい身近なもので考えましょう。
そして考えていると、モチベーションの起点は大きく2パターンあることが分かります。
モチベーションの起点 2パターン
- 楽しさ
- 悔しさ
楽しさによるモチベーション
相手の言っていることがわかった!新しい単語を覚えられた!
成長実感があるとモチベーションが上がりますよね。
これが楽しさによるモチベーションです。
悔しさによるモチベーション
うまく話せなかった。単語が覚えられない…
できないことがあるときにモチベーションが上がる、これは悔しさによるモチベーションです。
『楽しさ』ばかりでも『悔しさ』ばかりでも良くありません。
バランスが非常に大事です。
自分がどのようなときにモチベーションが上がるのかを考えてリストアップしたら、楽しさと悔しさにカテゴリ分けをしましょう。
②1日、1週間単位で目標をきめる
つぎに行いたいのが、目標の設定。
目標は、実現可能な目標を立てましょう。
『どうせやるならでかい目標を!』という人はだいたい3日くらいでやめてしまうので、がんばれば達成できそうな目標をたてると良いです。
たとえば、単語学習をするとしたら
- 1日の目標:かならず○分時間をとり、単語を学習する(時間=プロセス)
- 1週間の目標:自分で何問かテストをして、○割正解をする(点数=結果)
このような立て方をしましょう。
こちらの『達成力が劇的にあがる正しい目標の立て方とは。具体例を交えて解説』ではより具体的な目標の立て方について解説しています。
1日の目標はどれくらいの時間をとれたかというプロセスが目標、そして1週間の目標はそれくらいの点数かという結果が目標です。
③まずは1週間やってみて、改善する
やってみて、それぞれの目標が達成できたかを確認してください。
大事なのはふりかえりです。
仮に1日の目標は達成できなかったけど1週間の目標は達成できたとなると、自分の予想が外れたわけですよね。
プロセスは未達だけど結果は達成の要因
- 1日に覚えようとした単語の数が少なかった
- ○割正解が目標、の○が低い数字だった
など、とにかくもっと負荷をあげられるなということ。
このようにプロセスと結果のバランスをみながら1週間ごとに進めていく学習量やテストの目標値をあげるなど調整をしましょう。
目的、目標、期限の管理についても知ろう
モチベーションを正しく管理するだけで、英語学習は長続きするもの。この記事を読んで、それでも
1週間も続かない…どうしよう…
という人は、それはモチベーション以前の問題であることが多いです。
そもそもなぜ自分は英語をやるのか、本当に英語力をあげたいと思っているのかなど、英語学習の目的や目標、いつまでに達成したいと思っているのかについて考えてみましょう。