達成力が劇的にあがる正しい目標の立て方とは。具体例を交えて解説

目標を立ててもなかなか達成できなかったり、途中で挫折してしまう。そんな経験ありますよね。

目標が達成できない原因、じつは目標の立て方にあります。目標の立て方さえ間違えなければ、誰しも劇的に達成力が上がるのです。

この記事では、目標の正しい立て方ついて解説していきます。

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目標の立て方で成長速度は劇的に変わる

大事なのは、目標を立てることではなく、行動して達成すること。

ただ、多くの人が目標を立てるだけで、行動しなかったり3日坊主になったりで達成できません。

なぜか。それは、目標の立て方がずれているから。目標達成のためには日々の積み重ねが大事ですから、「いかに毎日やることを意識し続けられるか」が鍵になります。

そう、目標達成のためには「意識にすり込む」ことが重要です。「意識にすり込む」とは「やらなきゃと目標を自動的に思い出せるようにすること」を指します。

「流れ星が消える前に3回同じことを願えば、その願い事は必ず叶う」というのは誰しもが知っている願掛けですよね。

でも流れ星は見えたと思ったらすぐに消えてしまうもの。そもそも流れ星に出会えること自体かなり稀です。

つまり流れ星の願掛けは、

①「流れ星に出会えた」
②「消える前に同じことを3回願えた」

という確立の低い2つのことをどちらも満たしている、それくらい意識にすり込まれており自動的に思い出せる状態にある願い=どうしても達成したい目標ということ。

だからこそ、流れ星が消える前に3回願うことは叶うというわけです。

ではどのようにして「意識にすり込む」のか。

期限の決め方で目標への意識が変わる

「意識へのすり込み」には期限の決め方が重要です。

この記事で「目標はできるだけ断定・定量で設定」することの大切さについて触れましたが、期限の設定についてもおなじ。

目標の期限はできるだけ超具体的に設定しましょう。

まずはNG例から。いくつかあるので、それぞれなぜダメなのかを読みながら考えてみてください。

NG.1:半年以内 など

「今年の前半中に」「半年以内に」はNGで、目標達成から最も遠い期限の設定です。もはや「目標」ではなく「願望」なのでは?と思うレベルです。

目標と期限の設定で重要なのは、具体的な数字かどうかということ。

「具体的な数字だったら、じゃあ半年以内=6ヶ月以内だから、6ヶ月以内だったら良いの?」と思うかもしれませんが、それでもだめ。

「〇〇以内」や「前半」など、具体ではなく漠然としている期限であることがそもそものNGポイントです。

NG.2:6月までに など

一見すると具体的で良いかもしれませんが、まだ漠然としています。

6月のいつなのか、初旬なのか6月末なのか。6月と言ってもバッファが30日ありますよね。これだと、6月1日になってもまだ目標達成できない時の言い訳がすぐに浮かびます。

「6月中だからまだセーフ」

Good:6月30日までに など

この期限設定はOK。

期限の具体化が日付ベースでできており、期限が迫るにつれ「あと○日」という意識が芽生えます。

前述したような「6月中だからまだセーフ」という感情が生まれづらくなり、むしろ「あと25日しかない」という危機感が生まれやすい期限設定です。

Better:6月23日までに など

ベターなのは「6月23日までに」というキリの悪い具体的な日付。

「6月30日まで」だと、どうしても「半年以内」「3ヶ月以内」などの別の言葉に脳内変換される可能性があります。そうなるとNG.1とまったく一緒ですよね。

なので、キリが悪く月単位や四半期で割り切れない中途半端な日付を期限として設定するのが良いです。

もっというと、素数がおすすめ。

素数というのは1とその数以外では割れない数字のことを指し、つまり「非常にキリの悪い数字」と言えます。

Best:181日以内に など

ベストなのは「181日以内に」など、期限を日付ではなく日数で設定すること。

もちろん素数で設定しましょう。

「6月23日までに」だと、たとえばこの期限を設定した日が1月1日だった場合、やはりどうしてもとまだ結構日数があるなと思ってしまいますよね。

ところが日数に直すと不思議なもので、181日しかないという印象を与えます。

余談ですが、私は10分を600秒で考えたり、1時間なら60分、もっというと1時間=3600秒と考えています。1秒を3600回繰り返したら1時間終わっちゃう、そう考えるとあっという間だなと思いませんか?

時間を短く感じたい時は、できるだけ細かい数字まで落とし込むのがベストです。

日単位で計画を立てる

期限を決めて「のんびりしている暇はない」とわかったら、早速ですが日単位で計画を立てましょう。

そうすることで日常的に「残り何日しかない」と思い、意識へのすり込みがおきます。

また日々の学習を実施して予実管理をおこなうことで、達成への進捗状況がわかり、ちょっとした時間があれば達成のために「あ、この時間で〇〇をやろう」という行動にもつながります。良いサイクルの循環です。

こう考えると、期限を明確に決めていない目標と日数ベースで決めた目標では達成率が全然違うことがよくわかりますよね。

計画が崩れた場合の対処法

「途中で日ベースの目標をクリアできなかった場合はどうすれば良いか」

じつはここがすごく重要です。

たとえばTOEIC300点の人が「61日後にTOEIC800点にするぞ!」という目標を立てたとします。期限の設定は素数かつ具体的な日数ベースなので完璧。

そして毎日4時間勉強するぞ!と意気込んで学習を始めたは良いものの、わずか1ヶ月で挫折。思うように英語力が伸びず続きませんでした。

ここで「やっぱり61日後はムリだからちょっと期限を伸ばすか」とするのではなく、なぜ続かなかったのかをまずは考えるのが重要です。

挫折した原因、考えられるのは3つ。

期限の設定にムリがあった
学習スケジュールにムリがあった
学習のやり方が間違っていた

上2つはセットで考えましょう。

期限の設定と学習スケジュールは、達成したい目標と現状のギャップを把握し1日の学習可能時間を踏まえたうえで
・○日以内に達成する
・1日○時間学習する

という方法で設定します。この時に、TOEIC300点→800点に上げるためには一般的に750時間必要なのだが、61日✖️4時間だと244時間しか学習できていません。

つまり、61日以内という期限の設定にムリがあることがわかります。もしくは時間が限りなくある人なら750時間÷61日=約12時間になるので、1日あたり12時間を英語学習に費やせば良いです。が、現実的ではないですよね。

1日に充てられる時間を計算して、目標達成のために必要な時間をふまえ、期限の設定をしましょう。

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