株式投資で儲ける方法には値上がり益・配当金・株主優待の3つあります。
今回は「株主優待」について解説します。
株主優待とは
株主優待とは
企業が自社の株式を購入してくれた株主に向けて、自社商品やサービスなどの「優待品」を贈る制度。株主優待は任意の制度であるため、優待制度を設けていない企業もある
つまり「自分たちの株式を買ってくれてありがとうね。お礼に優待品をプレゼントするね」ということです。
株主優待の内容は企業によって様々で、自社の宣伝も兼ねて自社製品そのものや自社サービスの優待券や割引券などを配る企業もあれば、図書カードやクオカード、地域の名産品など自社とは関係のない優待品を配る企業もあります。
株主優待のメリット
大きく3つあります。
- 株式保有期間中は定期的に優待品を得ることが可能
- 自社製品のほか割引券や株主限定の優待品もあり
- 長期保有によって優待品の数などが増える可能性あり
株主優待では自社製品や割引券などが定期的にもらえるため、投資をする楽しみが増えます。
配当金や値上がり益狙いの投資をしているとどうしても目先のお金に囚われがちになりますが、株主優待狙いで投資をしていると、投資の対価として「現物」をもらえるので投資の醍醐味を肌で感じられると思います。
また長期保有することで、企業の業績が良い場合は優待品の数が増えたりすることもあるので、配当金や値上がり益狙いの投資に比べて長期保有をしやすく精神的に安定するとも言えます。
株主優待のデメリット
大きく3つあります。
- 優待内容の変更は取締役会の決議だけで決定することができるため、突然変更もしくは廃止されたりすることがある
- 株式優待の廃止などにより株価が大きく下がるリスクがある
- 株主優待の内容だけで投資判断を行うと、企業の実態を正しく判断できない場合がある(高待遇すぎる優待は危険)
最も大きなリスクは「優待が突然なくなること」です。優待の変更や廃止をする際に株主の承認を得る必要がないので、本当に突然優待がなくなるなんてこともあります。
優待がなくなると優待目当てに株式を保有していた人たちが株を売るので、株価の急落も予想されます。
また、そもそも優待品目当てで株式を買うと痛い目にあいます。あまりにも優待品が豪華だということは、企業がそれだけ株式を株式を買ってほしいということ。つまり企業は短期的にお金がほしいことが予想されるので、企業の業績があまり芳しくない可能性があります。
まとめ
- 株主優待には様々な優待品がある
- 優待を楽しみに投資をすることで楽しみが増える
- 株主優待の内容だけで投資判断をしてはいけない